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大分市 姫野内科医院 内科・消化器科・循環器科・呼吸器科

肝機能異常と言われたらどうするか?

 健康だより1回目は私の専門分野である肝臓病についてお話します。

【肝機能異常と言われたらどうするか?】

健康診断の血液検査で「肝機能異常」と言われた事のある方は多いと思います。肝機能を示すのはAST・ALT・γ-GTPなどの項目ですが、これらは何かの原因で肝臓の細胞が壊された時に血液中に増加する酵素の名前です。正常値はAST・ALTがおよそ30以下、γ-GTPが50以下であり、この値を超えると「肝機能異常」と判定されます。「肝機能異常」と言われても、自覚症状がないので精密検査を受けずに放置している方も多いのではないでしょうか。
ところが慢性の肝臓病はほとんどが自覚症状なく進行し、気付いた時には肝硬変や肝臓癌になっていた、という事もよくあるのです。そこで今回は「肝機能異常」と言われたときに注意すべき点についてお話します。
 
B型、C型ウイルス性肝炎の検査は受けていますか?

 肝機能異常の原因はいろいろありますが、B型又はC型のウイルス性肝炎があるかないかは非常に重要です。肝臓癌の原因の90%がB型かC型のウイルス性肝炎だからです。脂肪肝や飲酒が原因と考えられても調べてみるとウイルス性肝炎だったという事もあるので、一度はウイルス性肝炎の検査を受けて下さい。採血するのみで2~3日で結果がでます。ウイルス性肝炎があっても早期に治療を始めれば、進行を抑えて肝臓癌を予防する事が可能で、ウイルスを排除して治癒できる場合もあります。
 
たかが脂肪肝、されど脂肪肝! 

 健康診断で指摘される肝機能異常の原因で一番多いのが脂肪肝です。脂肪肝とは体が消費しきれない過剰な栄養分が脂肪として肝臓にたまった状態であり、肥満、飲酒などが原因となります。放置すると糖尿病や高脂血症などいわゆる生活習慣病になる可能性が高いので食事療法や運動療法が必要です。
また、最近は脂肪肝から慢性肝炎や肝硬変に進行する「脂肪性肝炎」がある事もわかっており、脂肪肝といえども定期検査が必要です。
 
飲酒はほどほどに。

 お酒の飲みすぎはやはり体に毒です。アルコールによる肝機能異常は、進行するとアルコール性脂肪肝から肝硬変になり、肝硬変になると肝臓癌もできやすくなります。肝硬変になって美味しいお酒が飲めなくなる前に自分で節酒することが大切です。
 
市販の薬(健康食品やサプリメントなど)を常用していませんか?

 すべての薬は、それを服用する方の体質に合わなければ肝機能異常を起こす可能性があります。これは病院で処方される薬も、市販の薬も同じです。市販の薬を常用していて、その他に肝機能異常の原因が見当たらない場合は、その薬を中止する必要があります。
 
 以上に述べた以外にも「肝機能異常」の原因はありますが、大切なのはその原因をはっきりさせて、それに合った治療や定期検査をすることです。
当院でも肝臓病診療を行っていますので、肝臓病で心配なことがあればお気軽にご相談ください。

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